プロフィール

9歳で箏と出会い、古屋富蔵、田村祥子両氏のもとで箏と三味線を学ぶ。東京芸術邦楽科に入学。在学中皇居主催の御前演奏会に出演し、タテ(アンサンブルの
責任者)を勤める。‘92年芸大卒業。93年NHK邦楽オーディションに合格。古典と現代邦楽の奏者として国内外数多くの公演に参加、国際交流基金の派遣
演奏家として各国の文化行事での演奏を務めた。新作の初演にも意欲的に取り組むが、箏の古典的手法を用いた作曲も芸大卒業と同時に始める。さらに芸大時代
に学んだ西洋音楽理論を活用してTVの子ども番組に楽曲を提供、中にはスタンダードになった曲もある(「アップルパイひとつ」NHKおかあさんといっ
しょ、他)。’99年、神戸室内楽団主催の阪神大震災被災者追悼記念公演に自作曲で出演し、箏奏者と作曲家の両面を一致させる。また03年、藤原道山氏
(尺八)とのデュオ「イーストカレント」で発表した作品「潮流」が現存する箏による音楽最上位30位に選出される。一方、同世代の箏奏者と古典地歌筝曲の
研究会を発足して定期的に演奏会を開催したり、古典技法を駆使した作曲が第12世都一中氏に認められ、氏の勧めで常磐津節を学ぶなど、時作品の発表と平行
して日本伝統音楽への造詣をさらに深めていった。’98年、2000年とポール・モーリア・オーケストラの全国ツアーにソリストとして参加、楽団のピアニ
スト、ベルナール・アルカディオ氏とのコラボレーションで2000年アルバム「Duo」
を発表
する。欧州の音楽家との交流もこの頃より深まっていった。そ
して05年よりフランスに移住し、ソリストとしてヨーロッパ全土、カイロオペラハウス、トルコ等、より広域での演奏活動を展開する。ジャズギターの巨匠グ
エン・リー氏と、07年にラジオ局、フランスミュージックに表彰されたベトナム伝統歌謡の第一人者、フン・タン氏のコラボレーション「Fragile
Beauty」に招かれ、両氏のワールドツアーに参加する。また、多くの作曲家による箏のための新作を初演し、07年ボルドーコンセルバトワール主催の創
作週間では、現代音楽における代表的な作曲家ジャン・イヴ・ボッセ氏を始めとする教授、学生による6作品の箏による新作を初演、フランスでの箏の音楽を定
着させていく。ブルーノ・モリス(アコーディオン)、マニュエル・ソランス(バイオリン)と結成した「トリオみやざき」で、08年アルバム「彩鼓」
(daqui)を発表、音楽雑誌「トラッド」の推薦版に選ばれた。また08年、ルーブル美術館で行われた文楽公演に同トリオで参加、聴衆のみならず文楽界
の巨匠からも絶賛を浴びた。即興音楽の第一人者フランソワ・ロッセ氏(ピアノ)のデュオ活動や、ジョン・ケージ作品を基調とした舞台「Songs」への出
演、ラジオの音楽番組の出演に多忙な日々を送る。また06年より、筝曲家の第一人者、沢井一恵氏のもとで学び、さらに古典筝曲の分野においても研鑽を積み
続ける。
Miyazaki trio