SONGS

Mieko Miyazaki koto
Patricia Borges Henriques dance
Nadine Gabard vocal
Stéphane Guignard director

decoDirected by Stéphane Guignard

Songs―――既成概念を超えて飛翔する音たちのボヤージュ。 現代音楽の始祖、ジョン・ケージの作品たちが大胆な解釈で全編に展開される、神秘のスペクタクル。 空中を浮遊するかのようなナディーン・ガバールの歌声、そして恐るべきテクニックで表現されるみやざきみえこの箏。このふたつの非凡な音世界が、デジタル の環境音楽をまといながら軌道を描き、そこへパトリシア・ボルジュ・エンリークによるアフリカン・ダンスが揺さぶりをかける。

Mieko Miyazaki

ステファン・ギニャールの演出により、この3者は可能性の極限に挑み、音と音の橋渡しとして、生身の肉体を観客の前に投げ出す。3人の 女たちが互いに交わり、組み合わさり、つかみかかってその存在感を照らし合い、果ては静寂へとあなたを誘う。 そして垣間見える、女たちそれぞれのオリジン―――オキシデンタル、オリエンタル、そしてアフリカン。 白いスクエアのステージから、ジョン・ケージ的な静寂の中から、万物が萌芽する予兆の中から解き放たれる音の数々―――優しさに満ちて、軽やかに、ときに ノイズを伴い、ときに感動を湛えて―――。

Patricia Borges Henriques

舞台を彩る光線の羅列は、中国古代の宇宙観を象徴する易占「易経(Yi-King)」に着想を得たライト・オブジェである。これにより 観客は色彩の世界に引き込まれ、聴覚からの解放をも体験する。 ジョン・ケージの音楽を演奏するということは今日において、偶然の積み重ねから生じる自由性を演じることに他ならない。ステファン・ギニャールの導きに よって紡ぎだされる特異な宇宙空間につつまれて、あなたは新しい音世界に耳をすますことになるだろう。

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 Nadine Gabard